UV ランプをテストおよびキャリブレーションする

モデルを硬化させる為に使用したランプからの UV 照射レベルは、時間と共に変化します。造形中にモデルの最適な硬化を確保するために、造形後300時間ごとにランプをテストして UV 照射レベルをキャリブレーションするようにポップアップ メッセージが表示されます。これは、プリンタでの使用が認定されている UV 放射線メーターを使用して、[UV Calibration (UV キャリブレーション)] ウィザードを実行して行います。

ウィザードは、各ランプに対して、測定 UV と推奨 UV レベルを高速、高品質およびデジタル マテリアルの各造形モードで比較します。

ランプのキャリブレーションを行う場合、ウィザードが必要に応じて UV レベルを調整しようとします。

•   測定値が許容範囲内の場合、ウィザードは次のフェーズに進みます。
•   さらに調整が必要な場合、現在のフェーズ が繰り返されます。
•   UV 照射レベルが低すぎて調整を適切に行うことができない場合、ウィザードが次のフェーズに進みますが、最終ウィザード画面が、造形モードのランプ UV が許容範囲外であることを示します。
UV ランプをテストおよびキャリブレーションする前に:
  • それぞれの UV ランプのガラス レンズがクリーンなことを確認します。アクセスを容易に行うために、ヘッド クリーニング ウィザードを実行し、付属の特殊クリーニング パッドを使用します。
  • UV 放射線メーターが利用可能で、センサーのレンズがクリーンなことを確認します。
UV ランプ放射線をテストおよびキャリブレーションするには:
1.   [Options (オプション)] メニューから [UV Calibration (UV キャリブレーション)] ウィザードを起動します。
2.   次の画面で、[Calibrate UV Intensity (UV 電力をキャリブレーションする)] を選択して、放射線が許容範囲となるように、UV ランプに供給される電力を調整します。

3.   造形トレイがクリア (空) になっていることを確認し、プリンタ ドアを閉じます。ウィザード画面でこれを確認し、[Next (次へ)] をクリックします。

4.   以下の画面が表示されたら、プリンタを開き、中央のトレイの後部端に UV センサーを配置します。

5.   センサー ケーブルがセンサーにしっかりと接続されていることを確認します。
6.   プリンタを閉じられるように、ケーブルをプリンタから出し、ケーブルが稼働造形ブロックに干渉しないようにします。
7.   センサーが位置を外れないように確認しながら、プリンタを閉じます。
8.   UV メーターを mJ/cm2 測定に設定します。
9.   メーターの範囲を 2,000 に設定します。
10.   センサーからのケーブルを UV メーターに接続します。
11.   UV メーターをオンにし、ディスプレーに「0 0 0.0」が表示されるまで待ちます。
12.   ウィザード画面で、センサーが正しく配置されていることを確認して、[Next (次へ)] をクリックします。

[Next (次へ)] をクリックすると、UV ランプの電源が入るので、動作が安定するまで待ちます。(これには数分かかります。) 次に、造形ブロックがセンサーを通過し、ウィザードが測定 UV と推奨 UV レベルを比較します。

ウィザードの指示に従って、UV メーターをゼロクリア (リセット) して、測定値を入力します。

測定 UV レベルが許容範囲外の場合、ウィザードが供給電力を調整して、UV ランプのキャリブレーションを行い、再度テストします。

すべての UV テストが完了したら、結果が表示され、キャリブレーション後のランプの状態を示します。

UV キャリブレーション結果の検証後:
1.   [Next (次へ)] をクリックします。
2.   UV メーターを取り外して、プリンタを閉じます。ウィザード画面に表示されるアイテムを確認したら、[Next (次へ)] をクリックします。